オーダーメイド指輪でワックスモデルを使う理由
オーダーメイドの指輪を作るとき、デザイン画だけで進めると「完成品が想像と違った」というトラブルが起きやすい。ワックスモデルはその問題を防ぐための工程です。手間はかかりますが、この確認を省いたことで後悔したことはありません。
ワックスモデルとは何か
ワックスモデルは、指輪と同じ形をワックス(蝋)で削り出したものです。実寸で作るので、実際に指にはめて形を確認できます。色は青や緑のことが多く、金属とは見た目が違いますが、太さ、幅、高さの感覚は実物と同じです。
ロストワックス鋳造という技法では、このワックスモデルを石膏で包んで焼き、溶けたワックスの空洞に金属を流し込みます。つまりワックスモデルは、最終的に金属になる前の形そのものです。
確認できること、できないこと
ワックスモデルで確認できるのは、形、太さ、サイズ感、デザインの全体的なバランスです。「もう少し細くしたい」「石の台座をもう少し高くしたい」といった調整は、この段階で行います。
確認できないのは、金属の重さ、石の輝き、表面の仕上げ感です。これらは完成品で初めて分かります。ワックスモデルで形を決めてから、仕上げの方向性(つや消しか鏡面かなど)を別途ご相談します。
修正が必要な場合の対応
ワックスモデルの確認後に修正が必要な場合は、追加費用なしで対応しています。大幅なデザイン変更の場合は、新しいワックスを作り直すこともあります。この段階での修正は、金属で作り直すより時間も費用も少なくて済みます。
ワックスモデルの確認はデザイン料¥11,000に含まれており、制作費に充当されます。「ここまで丁寧にやってもらえると思っていなかった」という声をよくいただきますが、これはDiamond Helixの標準工程です。
ワックスモデルを見ながら「もう少しここを変えたい」と言える場面が、オーダーメイドの一番の醍醐味かもしれません。